あがり症 スピーチ

スピーチ前に出来る対策

あがり症の人でも人前でスピーチをしなければならないことがあります。
そのような時、まずは、スピーチは嫌だ、嫌だと思わないことです。
それから、失敗したり言葉に詰まってしまったらどうしようか、などと
まだ何も始まっていない前から緊張しないことです。

人間の生理現象に「引込み現象」と言うのがあります。
赤ちゃんがむずかって泣いている時に抱いている母親が赤ちゃんを軽く揺すると、
やがて赤ちゃんは母親の鼓動を感じて泣き止みます。

これは不安が解消されたからですが、あがり症の人もトントン、と
安定したリズムで背中を叩かれると、自分の体内の不安なリズムがはじき出されて、
外部からのリズムを受け入れます。
この時に心身が落ち着くのです。

この安定した外部からのリズムを繰り返し受けると、脳内のセロトニンと言う物質の
分泌が促進されて、不安な心理を抑える作用をします。
この原理を応用して、スピーチの前に指先や拳で自分の胸を
トントンと一定のリズムで叩きます。

それからおもむろにステージやマイクのある場所まで落ち着いて歩きましょう。
もちろん人は誰でも、これから何かしようとする前には緊張感を持っていますから、
緊張はしていても構いません。

ただし、この引込み現象で、心は落ち着いている筈ですから、自信を持って臨みましょう。

それでもあがってしまったら、別の方法があります。
大概の場所にはホワイトボードがあります。
もし何も書くものが無い時には、この方法が使えませんが、
ホワイトボードなどに板書をするのが、あがった気持ちを落ち着かせます。

マイクで話をしていて、ホワイトボードまで歩くのは体を動かしますから
リラックス効果が出ますし、字を書いている時には人の顔は見えませんから、
気が楽になります。

また、ゆっくり書けば気持ちを落ち着けさせる「間」と言う時間が稼げます。
そうこうしているうちに、不思議と気持は落ち着いてくるのです。
ここで注意しなければならないのは、気持ちを落ち着かせようとするあまり、
長々と字を書くのはスピーチを中断してしまいますから、精々箇条書き程度にすることです。

この手法が使えない場合は、事前に資料を配布して「では、配布資料の3枚目をご覧下さい」
と言うようなことで、スピーチを聞いている人たちの注意力を自分から分散します。
そうすると、視線が自分に集まりませんから、気持ちが楽になります。

その結果、あがり現象は無くなるでしょうし、スピーチも活きてくるでしょう。

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